これは2005年に書いたスマイルズの事業計画。
当時、なぜか3回に分けてコーチング受けました。
コーチングって、結局、自分が自分のことをどんどん話すことによって、自分で気付いていなかったことを客観視することになります。
当初に想い描いていたことと、その時の現実のギャップ、想いを忘れてしまっていた自分、チャレンジの勇気をなくしてしまっていた自分に気付かされ、ぼろぼろと涙を流しながら語りました。
そうして、その時、本当に自分がしたかったこと、するべきことを書いたのがこの絵です。
普通だとパワポとエクセルでしょうが、イラレで絵にしたところが、私らしさが出ています。
2005年に描きましたが、半分実現し、半分実現できていないような内容です。
でも、今見てもいいなあと思うのは、将来スパイラルをえがきながら向かっているのは、何もない、牛と鶏がたたずんでいるだけの広い草原です。
普通だと?きっとそこはNYのような摩天楼や勝利の図なのではないか。
行けば行くほど、道は太くなるけれども、何もなくなって、或いは自然に戻っていくこの図が示唆しているものは、何なのか。
自分でも今つかめていませんが、きっと将来納得する予感がします。
この「事業計画」も作品です。
アートとは、まだ誰にも見えぬ、何か美しきもの、あるべきものを、想い感じ取り、それを立体化し、形にして息を吹き込んでいく作業だと思います。
そういう意味では、これから始めようとするまだこの世にない事業を想い描き、形にし息を吹き込むことも、ある種のアートと思います。
クリストが作品を実現させるための設計図自身を作品としているように、「事業計画」も作品なのであります。
※内容、表現、肩書、各種名称は、公開当時のものをそのまま掲載しています。