「遠山正道の仕事」展


タイルの作品、事業計画というアートワーク、Soup Stock Tokyo、giraffe、そして新規のPASS THE BATON。
16日最終の準備をして。

入り口のご挨拶文。
以下、全文です。

Smiles:

96年に、この場所で初めて個展を開いたのが、今の私にいたる全ての
スタートでした。
当時三菱商事のサラリーマンでありながらの個展は無謀でしたが、周りの
人達のすさまじき協力があり、自分の個展でありながら「最高だから」と
言い切っていました。
その恩に報いるために、「成功することをきめた」と皆に手紙を書きました。

そうしてSoup Stock Tokyoを始めて10年目の今年、当初予定の50店舗にも
到達し、またこの場で展示をさせて頂く巡り合わせは、大きな感慨を得ずにはいられません。
そして今、かつてと全く同じに、周りの人達のすさまじき協力によって
「最高だから」な展示ができました。

それまでの間、私がやってきたのは、「こんなことやりたい!」というわがまま
の放出と、数年に一度のひそかな決意です。
あとは、周りの皆が、すさまじき魅力で仕事のすべてをやってくれました。
会社の仲間、お取引先さま、お客さま、家族、皆さんが頑張ってくれて、
こうやって「立派」にここまできました。
皆さんスゴイです。感謝、感謝。

そして、今10年たって、新たなわがままと、ひそかな決意をもって、
新しくPASS THE BATONを始めます。
皆さん、雲をつかむように思うでしょう。
私だってそうだし、不安だって大きいです。

だけど同時に、私には広い河の向こうで、既に素敵にインフラになっている
姿がハッキリと見えます。
だから簡単。あとは、素敵を曲げずに、やればいいんだから。

河の向こうにむけて、大きな船が,走り始めました。

あ、皆さん。
皆さんも、既に船にのっちゃっていますから。

あとはいっちょう一緒によろしくです!

尚、この文章は、ご挨拶であり、同時にアートワークでもあります。
アートとは、自分も、誰も、まだ見ぬ、知らぬ、美しきありそうなものを想像し探り、探り当て、形を浮き彫りに表していく、執念と実行であると思います。
先ずは3年をかけるPASS THE BATONというアートワークの、スタートしたものがこれであります。
だから、頑張って、シルクで摺りました♪

上記ご挨拶文は、私にとっての決意であり、一つのアートワークであると考え、展示のものに加え、皆さまにお持ち帰り頂けるよう、A4サイズで300枚シルクで摺り、全てにサインとエディションを入れました。

300枚サインするのに、たっぷりと2時間かかりました。
途中、指先が痛くて、伸びていた爪を切りました。
しかし、いくらなんでも300枚は多かったかな、と。

ものすごい雷雨の中、とても多くの皆さまにお越しいただきました。
なんと500名以上の様々な方がいらして頂き、入れ替わり立ち代り会場は超満員。
大変な盛り上がりでした♪
重鎮の方から若い人まで、お越し頂いた皆さまをご紹介したいところですが、ここは全く諦めます。
ご用意したプレスリリース、ご挨拶文は多く見積もったつもりで300枚。
途中で無くなってしまいスミマセンです。

皆さま、本当に有難うございます。

※内容、表現、肩書、各種名称は、公開当時のものをそのまま掲載しています。

参考画像