あけましておめでとうございます。
「ビジネスが、アートに学ぶこと」
一つは、マーケティングがないこと。
 作家は、何の絵を描くか、お客さまにアンケートをとりません。
 何の絵を描くのかが重要で、面白いところ。そこは他人に任せられない。
 本田宗一郎も、私たちにもやりたいことがあります。
一つは、失敗という概念が薄いこと。
 10 枚の絵を描いて、いいねと買って下さる絵もあれば、
 一向に売れない絵もある。
 でも、その絵のことを失敗作とは呼びません。
 だから、売れなくても心に傷はない。
 他人から言われた絵をそのまま描いて、おまけに売れもしない。
 そんなことがあると、きっと心は蝕まれ、誰かのせいにしたくなる。
 その良くない循環に足を踏み入れることを失敗と呼ぶのでしょう。
「素直、という働き方」
 スープもネクタイもホテルも海苔弁も、
 我々なりの必然性とやりたい気持ちから生まれました。
 業務外業務というサービスや交換留職という人事制度もそう。
 やりたいと思う気持ちから生まれました。
 スマイルズが人物だとすれば、アートが好きで、島の青空は気持ちよく、
 恋愛だってするし、気になる場所があったら行ってみたい。
 興味あることに興味ある。だから大きな矢印がちゃんと前をむいている。
 一方、周りを眺めると、なんだかガンジガラメ。
 相対化すると、我々が変わっているように見えるけど、
 我々はいたって素直で健全です。
今年も、一人ひとりが自分ごとで、
 一人ひとりが前にむいた矢印をもって歩みます。
 今年も、これからもよろしくお願いいたします。
2018
 Smiles
 遠山正道と一人ひとり
 ※内容、表現、肩書、各種名称は、公開当時のものをそのまま掲載しています。