恋のアンケート


スマイルズは、現在ある出版社さんと共に、遠山さんのあたらしい書籍を作っています。(※いつも通りの、遠山さん呼びで失礼します)

遠山さんが2014年に書かれた文章、「 自分の仕事は恋のよう」を題材とした1冊です。メールを遡ってみると、この本づくりは2019年に始まっていて、ある編集者さんが遠山さんを訪ねてきてくださったのがきっかけでした。そこから議論や実験を重ね、文字通りの紆余曲折を経て、その輪郭が見えだしたのは今年に入ってからのこと。編集さんはよく見捨てずに付き合ってくださっているなと心から感謝しつつも、先月、遠山さんにとって、ついに「本当の〆切」がやってきました。

遠山さんは普段 i phoneで原稿を書いており、LINEで原稿が送られてきます。いつもは軽やかな筆運びですが、今回の「本当の〆切」では、珍しくなかなか筆が進まない様子。締め切りも近づいてきたため、電話で緊急の相談をしました。

「遠山さん、今回は本当に本当の〆切です。」
「どうしようかな。結構苦戦している。」
「もう日もないですし、恋のアンケートしましょうか」
「いいね!恋のアンケートしよう!良さそう!」
電話の内容は以上です。業務とは思えません。

そのあと、スマイルズだけでなく、スープストックトーキョー社のメンバーにもTeams上で依頼をしました。書き出しは以下の通りです。
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タイトル:【業務外みたいな業務内】恋バナ大募集
@一般 みなさんお疲れ様です!月初のお忙しい時にまたしても謎のご依頼です。
遠山さんが「自分の仕事は恋のよう」という書籍を執筆する計画がはじまり早6年、
ついに本当の〆切が今月に迫っています。

ですが、筆がちょっと進んでいません!
大変だ!!!!!!!!!!!
みんなの恋バナを聞かせて!!!!!
ということで全社を対象に恋のような仕事の話、シンプルに恋の話を募集します。
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Teamsで依頼したあと、オフィスを歩いて回りました。スープチームのオフィスにも顔を出し、財務経理、総務、情シス、人材開発、卸・通販、商品部、営業部、事業部長たちにも「恋の話」を本気で書いてほしいと伝え歩く。最初に送ってくださったのは総務・法務の三好さんで、商品部時代に訪れたオマール海老の産地の話。新卒メンバーから、中堅から、レジェンドたちから続々と恋の(ような仕事の)話が送られてきました。

それから数日。
「3万字いった!^^」
遠山さんから、原稿が送られてきました。
そんなこんなで現在、恋のアンケートから本を作っています。
「恋のアンケート」も、れっきとした業務です。

広報 花摘百江

※内容、表現、肩書、各種名称は、公開当時のものをそのまま掲載しています。