アサイン20(トゥエンティ) -プロジェクトとの出会い方


スマイルズ新卒ズ 働き方の実録(リアリティー)
Vol.1「アサイン20(トゥエンティ) -プロジェクトとの出会い方」

型がないから恐ろしい。けど、オモシロイ
一般的なプロジェクトのアサインメント(担当の割り当て)は、必要な人員や求めるスキルなどを記載して社内向けに募集をかけて、応募者と面談の上でアサインするかどうかを決める。または、プロジェクトを指揮するリーダーやマネージャーが直接指名する。この二択でしょうか。

自分の業務許容量やスキル、目標に合ったアサインをしてもらえそうで、なんだかとても理にかなっているように思います。でももしかしたら、似たような案件に偏ってしまったり、自分の能力以上の仕事に挑戦できなくなったり、おもわぬ面白いプロジェクトに巡り会えなかったり…?それはイヤだなと、思ってしまったりするんです。

スマイルズは「やったことないことやる」会社。全員多種多様な案件をやるし、肩書にとらわれずにアサインされるし、曖昧なお題を面白いと受け取る人ばかり。スマイルズのアサインメントは決まった型がないから恐ろしいです。けど、オモシロイ。当然、人によって合う合わないはあると思いますけど。

仕事がないのが一番ツライよ
スマイルズは、勤務時間やアサイン状況を基本管理されません。(最初はこれで大丈夫か?と思いました)10を超えるをプロジェクト持っている人がいれば、3~4プロジェクトの人もいる。たとえ1プロジェクトしか持っていなくてもたぶん何も言われません。(そんな人はいませんw)あまり働かずして給料もらえるならいいじゃんと思うかもしれませんが、実は仕事がないってめちゃくちゃツライ(泣)

入社式での自己紹介。自分は「大型船ではなく、大型船を誘導・補助するタグボートになりたいです!」というよくわからないふわっとしたことしか言わなかった結果、全くプロジェクトに呼ばれず。。。最初の2ヶ月くらいほとんど仕事がありませんでした。当たり前ですね。ファッションやメイクなど、何が好きでどんなことをやってきたかを話していた同期は続々とプロジェクトに呼ばれており、焦りに焦る日々。

ついに痺れを切らし、自ら「仕事が欲しいです」と言いにいくはめに。「とりあえずアイデア出しだけ参加してみる?」と言ってもらい、初めて参加したプロジェクトが大手化粧品メーカーのポップアップスペース第三弾。
スマイルズではあまり多くない、期間3ヶ月程度の短期集中プロジェクトでした。
正直な話、個人的な興味関心領域ではなかったのですが、これを逃せば仕事がなくなる。その恐怖心から「やりたいです!」と2つ返事し、無事にアサインしてもらえることになりました。

ポップアップスペースのカメラ検証中。いい感じに撮れた。

愛すべき筋肉痛と向き合う
安心したのも束の間、いきなりバッターボックスに立って再び焦る日々。当然ながらはじめてのプロジェクトマネジメントで、構え方も何ならルールすらもわからず、プロジェクトマネジメントって何?状態です。スマイルズはやりながら身体で覚えていくスタイルなので、研修だけの期間はありません。

役に立っているかわからない焦燥感はプロジェクトが終わるまで残りましたが、いま思うと即現場に立たせてもらえるのはありがたいなと思います。契約書を締結したり、スケジュールを引いたり、クライアントさんとやり取りをしたり、プロジェクトを進める上での “キホン” をマッチョなベテラン先輩と一緒にやれるわけですから、筋肉痛はスゴいけど鍛えられます。プロジェクトは生き物なのでハプニングやトラブルも付きものですが、先輩がドシっと構えてくれているので、てんやわんやしながらもやり切ることができました。
いまでも不安や焦りは常にありますが、その状態が健全なんだと思います。それを感じなくなってしまったらむしろ焦ったほうがいいのかもしれません。

マッチョなベテラン先輩と、VRで空間検証中のデザイナー。

「ナラティブ=自分事」になれるか
スマイルズでは、基本的に企画アイデアやコピーライティングは全員野球スタイル。とにかくみんなで数を出し、みんなでブラッシュアップしていきます。新卒ペーペーの自分が力になれるのは数を出すことくらい。しかし、数を出すにも自分事化しなければ思いつかないわけです。スキンケアに関心のない自分でも行きたくなるコンテンツってなんだろう?調べるほど、考えるほど、興味が湧いてきます。肌って表皮・真皮・皮下組織の3層でできてるんだとか、オモシロイ。

アサインメントの型はないですが、強いて言うなら「ナラティブ=自分事」になれるかで決まっている節はありそうです。興味や関心は後から付いてくる。だからこそアサインの方法に関わらず、とにかくいろいろな経験を積むことが大切なんだと思います。

スマイルズのアサインパターン20(オマケ)

決まっていないアサインの型を無理やり20の型にしてみました。(注:非公式な、私の勝手な集計です)

1.伝言型
 「〇〇さん、今わりと空いてるって言ってましたー」という稼働状況の伝言
2.偽ちょっと型
 「ちょっとだけ手伝ってもらってもいい?」からはじまり最後まで。実はちょっとじゃない
3.コピー機前型
 コピー機の前でプリント中、背後から肩を叩かれ「アサインです。」
4.趣味人質型
 「この前、〇〇が好きって言ってたよね?頼みます!」
5.公募追い込み型
 「自分でやりたい!って手をあげましたよね?」というプレッシャー
6.恋愛風型 
 「ずっと〇〇さんと、一度仕事してみたかったんですよー」というお誘い
7.ニンジンぶら下げ型
 「このプロジェクトでアワード(賞)取りましょう!」と外部評価によるモチベート
8.強制挑戦型
 「そろそろこの難度のプロジェクトに取り組んだほうが成長できると思うよ!」高い期待とともに
9.地元信仰型
 「〇〇さんって、たしかここ地元だよね!?」という地縁
10.友達紹介型
 「働いてみたい人いる?じゃあ今度会うから繋げるね!」
11.自首宣告型
 「自分、やりますよ。自分、いけます」言われる前に自ら出頭
12.オーラ型
 「キミ、〇〇っぽいから、いこう!」一番不思議なやつ
13.非能力型
 やる気・気合・根性がある。やったことない案件は、ただそれだけでいいんです。
14.弟子任せ型
 「とりあえず一緒にやってみよう」から、結果すべて任される愛のあるハシゴ外し。
15.相性占い型
 「このクライアントの社長にはあなたしかいない!」という相性占いのような人選
16.おせっかい型
 呼ばれていないのに勝手に参加。勝手につくってみました。気づいたら人が増えている。
17.ドライバー型
 地方出張ありの案件で発生。運転ができるのも一つの強み?
18.相席食堂型
 近くでご飯を食べていただけなのに…呼ばれた…
19.救急ヘルプ型
 「〇〇さん、たしかこれ得意だよね?お願い!助けて!」助っ人としてジョイン
20.鉄板コンビ型
 「とりあえず〇〇さんと〇〇さん、アサインで」これはカッコイイやつ

やはり、決まった型はなさそうです。

PROFILE
大野 仁規(おおの まさき)
株式会社スマイルズ プロジェクトマネージャー/WEBディレクター

2000年生まれ、幼少期5年間を中国で過ごす。早稲田大学でマーケティングを専攻していた流れでデザインに興味を持ち、休学を決意。映像制作会社でインターンとして働きながら、東京デザインプレックス研究所WEBインタラクションデザイン専攻修了。その後、WEB制作・映像制作を中心に個人でのクライアントワークに取り組む。予測できない人たちと予測できない毎日を送りたくて2024年に新卒としてスマイルズに入社。現在はプロジェクトマネジメント3割、WEBディレクション7割のバランスで業務にあたっている。

※内容、表現、肩書、各種名称は、公開当時のものをそのまま掲載しています。